2015.10.9
鴨の胸肉、葡萄仕立て
MAGRET DE CANARD AUX RAISINS,AU VIN ROUGE
秋のはじまりに♪鴨の胸肉/マグレ・ド・キャナールのポワレ
葡萄やスパイス香り漂う赤ワインソース仕立て♬
・材料:2人分:90分
鴨の胸肉(フランス産) 380~400g
粗塩 ふたつまみ
ローリエ 1枚
タイム 2~3茎
葡萄(ピオーネ、ロザリオ・ビアンコ) 各3~6粒
グラニュー糖 小さじ1~2
バター 7~8g
ソース:
赤ワイン 70~80ml
グラニュー糖 小さじ1/2
シナモン 1/2本
クローブ 1本
アニス 1個
レモン 大さじ1弱
胡椒
じゃが芋のピュレ:
じゃが芋 3個
ローリエ 1枚
バター 10g
生クリーム 大さじ4
フルール・ド・セル
塩 胡椒
・作り方
1 鴨の胸肉は筋を取り、赤身肉よりはみ出た皮は形を整える程度に切り取る。
切り取った皮は肉を焼くときに使うので取っておく。皮目に細かく切り込みを入れる。
全体に粗塩をふりかけローリエ、タイムをのせる。室温に30分程、置く。
2 赤ワインソースをつくる。
鍋に赤ワインを注ぎ火にかけアルコールを飛ばす。
グラニュー糖、シナモン、クローブ、アニス、レモンを加える。
少し弱火にかけ、火を止める。
3 鴨の胸肉を焼く。
鴨の胸肉の粗塩をキレイに拭き取る。厚手のフライパンを熱して、皮目を下にして入れる。
1の切り取った皮も一緒に入れる。(切り取った皮は脂が出きったら取り出す。)
弱火で鴨の脂をまわしかけながら、20~25分じっくり焼く。
裏返して身は4~5分焼く。中はロゼの状態に焼き上げる。
2~3枚重ねたアルミホイルで肉をしっかり包み込み20~30分休ませる。
4 じゃが芋は皮を剥き5mmの輪切りにする。
鍋に入れ、ひたひたになる位の水を注ぎ、ローリエを加えて、スッと串が刺さるまで茹でる。
茹で上がったら水気を切り、再び鍋に戻す。弱火にかけ水分を飛ばす。熱いうちに裏漉しする。
バターを加えて木べらなどでよく混ぜる。軽く温めた生クリームを注ぎ、
滑らかなピュレになるように混ぜる。
(じゃが芋の水分によって、生クリームの量は調節してください♪)
耐熱皿にピュレを入れる。
5 ぶどうは洗う。皮付きのまま大きい粒は横半分に切る。
6 3の鴨を焼いたフライパンの汚れを除く。
ぶどう、グラニュー糖小さじ1~2を加え、火にかけソテーする。
キャラメリゼして器に取り出す。空いたフライパンに2を注ぎ入れる。
休ませている鴨肉から出た肉汁も加えて、とろみがつくまで煮詰める。
仕上げに冷たいバターを加え塩、胡椒で味を調える。
7 6の赤ワインのソースを皿の中央にひく。
半分に切った鴨肉のポワレを盛りつける。ソテーしたぶどうを飾る。
フレッシュタイムを添え、フルール・ド・セルをかけ、胡椒を挽く。
別皿でじゃが芋のピュレを添える。
*
鴨肉のポワレを少量をサラダにしてもおすすめです。
前菜、メインで2品つくって、鴨尽くしにしても楽しめます♪
鴨の胸肉のポワレは余すところなく使えて、
キッシュやタルトの具材にもぴったり!
アレンジもしやすいので、いろいろお試しください♪
フライパンに残った鴨の煮脂も粗熱を取って、
きれいに漉してから密閉容器に入れて冷蔵庫で保存ができます。
鶏肉や野菜を焼いたり炒めたり、ポタージュやスープをつくる時に
少し加えるとコクが出て美味しいです。