2014.4.12
鴨の胸肉、オレンジ仕立て
MAGRET DE CANARD A L’ORANGE
せとかのソテーを添えてさわやかな春の味わい♪
・材料:2人分:90分
鴨の胸肉 350〜400g
粗塩 ひとつまみ
ローリエ 1枚
タイム 2〜3茎
新じゃが 5〜6個
せとか 1個
アネット(ディル) 2〜3茎
バルサミコ酢 大さじ2〜3
バター 15〜16g
グラン・マルニエ 大さじ2
フルール・ド・セル
塩 胡椒
・作り方
1 鴨の胸肉は筋を取り、赤身肉よりはみ出た皮は形を整える程度に切り取る。
切り取った皮は肉を焼くときに使うので取っておく。
全体に粗塩をふりかけローリエ、タイムをのせる。室温に30分程、置く。
2 付け合わせの準備。
新じゃがは皮を剥いて5〜6mmの輪切りにする。水に10〜15分浸しザルに上げてよく水気を切る。
3 せとかは皮を剥き、ペティナイフを使って形を崩さないように房から果肉を取り出す。
器に入れ、冷やしておく。
4 鴨の胸肉を焼く。
鴨の胸肉の粗塩をキレイに拭き取る。厚手のフライパンを熱して、皮目を下にして入れる。
切り取った皮(脂)も加える。弱火で鴨の脂をまわしかけながら、肉の向きを変えながら20〜25分じっくり焼く。
裏返して身は4〜5分焼く。中はロゼの状態に焼き上げる。皮(脂)はこんがりカリカリになった時点で取り出す。
2〜3枚重ねたアルミホイルで肉をしっかり包み込み30〜60分休ませる。
5 その間に新じゃが芋のソテーをつくる。
4のフライパンの鴨の煮脂を一度、濾す。半量の煮脂を別のフライパンに入れて火にかける。
しっかり水気を拭き取った新じゃが芋を加えて、弱火で20〜30分じっくりソテーする。
新じゃが芋に火が通ったら、最後は火を強めてパリッとこんがり仕上げる。
6 鴨肉を焼いたフライパンの汚れを除き、バター7〜8gを入れる。
3を加えて、サッとソテーする。グラン・マルニエを注ぎフランベする。直ぐに皿に取り出す。
7 6のフライパンに、バルサミコ酢を入れ、旨味をこそぎ半量になるまで煮詰める。
アルミに包んだ鴨肉から出た肉汁、せとかから出た果汁を加えてかき混ぜる。
冷たいバターを加え、塩、胡椒で味を調える。
8 平皿に7のソースをひく。その上に鴨肉を切り盛りつける。せとかのソテーを添えアネットを飾る。
仕上げにオリーブオイルをまわしかけ、フルール・ド・セルをかけ、胡椒を挽く。
新じゃがのソテーは別器で添える。
*
鴨肉と相性が良いオレンジ。今回はせとかを合わせました。
以前にご紹介した『鴨の胸肉、フォア・グラ、キンカン添え/
MAGRET DE CANARD,FOIE GRAS,KUMQUAT』なども参考にしてみてください♪
鴨の胸肉のポワレが余ったら、フルール・ド・セルとオリーブオイルを
少しかけておくと冷蔵庫で1~2日保存ができます。サラダに加えて食べると美味しいです♪