LA POIRE

フランスのフルーツと言えば
ポワール(洋梨)かな。
一年中、スーパーやマルシェに
置いてあって種類も豊富です。
いろんな形や色、大きさ、味があって
ポワール好きにはたまりません。

特にこのウィリアムは大好き。
香り高く、甘みが程よくあって
舌触りもなめらかで美味しいです。

他にもいろいろあるけど、
いっぱいありすぎるー。
毎月?季節によって変わるから。
この間、マルシェで
赤いポワールが売ってたなぁ。
今頃の時期に出回る洋梨です。春だなー。

細っこいつるんとしたタイプより
ゴツゴツで、でっぷりしたのがおすすめです。
もし美味しくない洋梨に出会っても、
お鍋に好きな形に切った洋梨を入れ、
水・お砂糖・レモンを加えコトコト煮れば、
おいしいコンポートに変身です。
ヨーグルトに入れてもおいしいです。

(2003.3.15)








LA TROPEZIENNE
/トロペジエンヌ


南仏のお菓子の中で
いちばん好きなのは TROPEZIENNE 。
この名前を覚えるまで大変だった。
いつも『えーっと、なんだったけ?』
とチェック。今ではおやつの定番になって
スラスラと言えるようになったけど...。

名前のわりにはシンプルなお菓子です。
でもとっても美味しい!
ブリオッシュ生地に生クリームと
カスタードクリームの間くらいの
軽いクリームがたっぷり挟んであって
大粒の粉砂糖がふんだんにかかっています。

お気に入りのTROPEZIENNEは買いに行っても
売り切れていることが多いです。
人気なのも食べたらわかるはず。
はまってしまいます。
食べたい時に食べれないのはがっかりだけど、
それもいやじゃない。次こそは!と
また店に行く楽しみができるから。

TROPEZIENNEの本場はサン・トロペだけど、
エクスのお菓子屋さんやパン屋さんのも
個性があって楽しめます。

(2003.3.8)








鐘の音

サン・ソヴール大聖堂
(CATEDRALE ST-SAUVEUR)です。

家から歩いて3分のところにあります。
中に入ったのは初めてエクスに来た時だけで
今はたまに前を通るくらいです。

でも毎日ふとした瞬間に
カラーン、カラーン、カラーンと、
鐘の音が優しく時を知らせてくれます。

朝は寝ぼけながらも
1、2、3...と鐘の音を数えて、
『あっもうこんな時間だぁ』
と起きることもしょっちゅうです。

フランスに住んでいると
鐘の音を聞くことが自然で
いつの間にか好きになってしまいます。

(2003.2.18)








ミモザ

近所の花市でミモザを見つけました。
黄色くて、まんまるの小さな花、
ほのかな香りが優しい気持ちにさせてくれます。
春の太陽って感じです。

2月に入り天気のいい日が続いています。
だいぶ暖かくなりみんなの顔にも
笑みがこぼれます。
カフェでお茶をする人たちも楽しそう!
冬の間、ずーっと怖い表情だった
古本屋のおじさんもちょっぴり陽気に見えるし、
フランス人ってすごく天気に
左右されるかも...
特にミディ(南仏)の人たちはそうかな。

そしてこの季節は春の訪れを祝って
いろんなお祭りが開かれます 。
ミモザ祭りにレモン祭り、
街には太陽がいっぱいです。

(2003.2.8)








イルカの噴水

エクスの街には至るところに
噴水や泉があります。
その中でもイルカの噴水はお気に入りです。

この噴水のある広場は
quatre dauphins(4匹のイルカ )
という名前がついています。
この付近にある素敵なホテルの名前も
同じだったなぁ。

でも初めて見たときは
『えっ、これがイルカ?』と思いました。
全然イルカぽっくないし、
怖い感じさえありました。

でも今では『イルカくん』と呼んでいます。
そして散歩に出かけると
いつもここに来てしまいます。
なんとなくイルカに会いたくなるのかも。

自分の住んでる街に
好きな場所があるっていいなぁ。

(2003.2.3)








LA POSTE
/ラ・ポスト


エクス・アン・プロヴァンスには
二つの郵便局があります。

近所の郵便局はいつも混んでいます 。
窓口には絶えず長い列ができます。
きっとフランスの人たちは切手販売機が
苦手なんだと思う。それとお喋りが好きかな。
用事が済んでも窓口で立ち話するしー。

この間、切手をたくさん買っただけで
『こんなに何に使うの?』と聞かれたし、
いろんなことに興味があるみたい。

毎回、待たされるのは分かっていても
やっぱり列に並んでしまいます。
“コミュニケーションは
大切にしなくちゃ”です。

(2003.1.24)








SAVON DE MARSEILLE
/サボン・ドゥ・マルセイユ


わが家の新しい石鹸です。
400グラムもあってちょっと重いです。

いつもはスーパーのもっと小ぶりの
石鹸を使っていたのですが、
その愛用品が 陳列棚から
無くなってしまったんです。
とても気に入っていたから、がっかり。

でも何かを新しくすることは楽しいです。
それがたったひとつの石鹸でも...。

プロヴァンスには素晴しい石鹸が
たくさんあります。
72%オリーブオイルで作られたこの石鹸、
なかなかいいです。

(2003.1.17)








LA BRIOCHE DES ROIS
/ブリオッシュ・デ・ロワ


エピファニーの日は
ガレット・デ・ロワを食べたけど
またブリオッシュ・デ・ロワも
買ってしまいました。
というのも南仏ではガレットより
ブリオッシュが主流らしいのです。

生地には刻んだフルーツの砂糖漬けが
たっぷり入り、ラム酒とオレンジの
ほどよい香りがします。
普段食べている何も入ってない
小さなブリオッシュとは
比べものにならない、
とっても贅沢な美味しさです。

フランスのお祝い事に
お菓子は欠かせないな。
そして私にも。

(2003.1.12)








LA GALETTE DES ROIS
/ガレット・デ・ロワ


1月6日エピファニー(公現祭)に
食べる祝い菓子。私の大好物です!
サクサクのパイにアーモンドクリームが
たっぷり挟んであって、まさに王様のガレット!

一月になると店先に並び始め
どこで買おうか悩む日々が続くのです。
街中のパティスリー(ケーキ屋さん)を
あちこちチェック。そしてその中から
選ばれたのがこちら(上の写真)です。
美味しそうでしょ?

毎年おいしいガレットを見つけるのが
楽しみです。あともう一つの楽しみが
ガレットの中に隠れたフェーヴ(陶製の人形)!
いろんな形があってコレクターもいるんですよ。
切り分けたガレットの中にこれが入っていた人は
王冠をかぶって王様になります。
クリスマスが終わっても
楽しいことはいろいろあるなー。

(2003.1.5)







私のつくえ。

この机との出会いは去年の夏。
たまたま訪れた中古屋さんで...
そしてわが家にきて数ヵ月、
日々活躍しています。
うーん?オーブンの次にかな。
でもこの机がないと仕事ができないなぁ。

この机には愛用のマックがぴったり!です。
どちらもかなりのアンティーク。
そんなところもお気に入り。
あっ、椅子もだった。
なんとなく集まってしまったけど、
引き合わせたような組み合わせ。

机は小学校で使われていたものみたい。
というのも二人でこの机を運んだ時、
街ですれ違うおじさんたちが
懐かしそうに 声をかけてきたり、
『学校から盗んできたのかぁ?』と
冗談を言ってきたりしたから...。
おじさんたちが懐かしむように
私も懐かしさを感じた日でした。

(2003.1.1)




Diary2を見る